■ 松阪城(三重県)2007.10.28

城の縄張りは梯郭式平山城である。松阪市の中心地の北部に位置する。阪内川が城北を流れ天然の堀となっている。江戸時代初期には松坂藩の藩庁となっていたが、廃藩後は御三家紀州藩の南伊勢国内17万9千石を統括するために城代が置かれた。

現在は石垣のみが残っており、城址公園となっている。周囲には松阪市役所、市民病院、当地出身の本居宣長記念館などがある。松阪は梶井基次郎の短編小説「城のある町にて」の舞台であるため、二の丸跡に文学碑が建てられている。

御城番長屋が平成16年(2004年)12月10日に国の重要文化財に指定、土蔵は平成15年3月17日(2003年)に県指定文化財に指定された。


CGI-design